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#キッズ&ヤング

オバケがこわい

わたしは、オバケの絵本をよんでから、オバケがこわくて夜ひとりでトイレに行けません。おねえちゃんに、ついてきてもらうこともあるけど、起きてくれないこともあります。ほんとにこわくて行けないときは、ガマンしていることもあります。でもわたしは、ひとりでトイレに行けるようになりたいのです。(小2:はるみ)


はるみちゃんも、オバケがこわいのね。

私も子どものころは、おばけがこわかったなぁ。だから、はるみちゃんの気持ちは、すごくよくわかるよ。会ったことも、見たこともないのに、すごーくこわかったの、へんね。

はるみちゃんは、絵本でオバケを見て、こわくなってしまったのね。絵本にかいてあったオバケは、とってもこわいオバケだったのね。

でもね、オバケって、ほんとはすごく「恥ずかしがりやさん」なんだと思うの。だから、夜に、お友だちを探しに、こっそり、出てきたりするんじゃないかな。オバケもお友だちがほしいのね、きっと。

「恥ずかしがりやさん」のオバケは、もしかしたら、明るいところがイヤなのかもしれない。だから、お母さんにおねがいして、ろうかやトイレの電気を、すこし、明るくしてもらったらどうかな?そしたらオバケは、ほかのくらいところに行っちゃうかもしれない。

それから、オバケが来ないように、はるみちゃんの大好きなぬいぐるみやお人形をおいて、オバケが来ないように、見はりさせておくのもいいかもしれないね。

でも、私はまだオバケに 1 どもあったことがないの。だから、もしかしかしたら、オバケなんていないのかもしれないなって、このごろ思うの。

深谷和子(東京学芸大学:名)