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#キッズ&ヤング

私の服を友だちが笑います

私がダサイ服を着ていると言って、いつもいっしょにいる友だちが私を笑います。その子はいつも、雑誌のコーディネートのような服を着ています。私は服にこだわらないし、雑誌の芸能人のような恰好をしても自分には似合わないと思っています。笑われるのはイヤですが、私はサーフィンが趣味なので、服にお金を使うのはいやです。バイトを増やしたら遊んだり勉強したりする時間が無くなります。どうすればいいでしょうか(高1:るな)。


すごいね。高校生でサーフィン!アルバイトもしてるのね。いつかその話を聞かせてほしいな。

服はその人の自己表現と言われます。「私はこんな人間よ」と、周囲の人に言ってるようなもの。あなたが、自分に合う服と合わない服を知ってるのも、凄いことだなと思います。

でもその友だちは、あなたの本当の友だち?そうかもしれないし、そうでないかもしれない。どちらにせよ、その子は地味な服を着てるあなたのそばで、自分がピカピカ輝いているように思えるのかもしれない。けど、それはそれでいいじゃない。

高校生になれば、だんだん、人は人、自分は自分。仲良しの友だちが自分と違ってても、その子とどこか気があうとか、その子に好きなところがあれば、何から何まで自分と一緒でなくてもいいと思えるようになっていくのね。その子は雑誌のモデルさんのような仕事をしたいと思っているのかもしれない。あなたの服を笑っても、ただ冷かしているだけで、心の中ではダサイ服を着てるあなたを好きなのかもしれない。

あなたがその子を「友だち」だと思えるなら、それが大人の「友だち関係」なのかもしれないと私は思います。周りには、地味な服を着てるあなたを好きな友だちも、たくさんいるんじゃいかな。

深谷和子(東京学芸大学:名)