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#しつけと教育

ITと子ども/窓の外の悪い人に気をつけて

小学校4年生の子どもを持つ父親です。昨年の誕生日に、子どもに買ったテレビゲーム。複雑なコントロールもどんどん身に着けていくのをみると、やっぱり子どもは遊びながらITのことも学んでいくんだなと感心します。うちの子の場合は時間も守っているし、学校生活にも影響は出ていないと思うのですが、何か気をつけなくてはいけないことってありますか? (4年生の父親)


最近は「eスポーツ」といって、テレビゲームが世界的な交流ゲームとして注目されています。賞金が一億円を超えるような大会もあるそうで、プロゲーマーのすそ野もこれから一気に広がってくると思います。

「ゲーム」もまた、お子さんの世界を広げる窓の一つ。お子さんの生活リズムや他の活動に支障がないのであれば、そのように考えてもいいのではないでしょうか。

ただ、ひとつ気をつけたいのは、「窓」からは色々なものが入ってくるということです。最近のテレビゲームは、ネットで知らない相手と対戦したり、チームを作ったりすることができます。一緒に遊ぶことで、自然に相手に対する親近感や信頼感が生まれてきますが、そこを利用しようとする「悪い大人」もいるんですね。私の子どもが小学生だったころ、警察の方の講演で聞いたお話にこういうものがありました。

「小さい時からゲームを通して仲良くなって、その子が商品価値を持つ中学、高校になってからだましにかかるというケースがあるんです。大人は「知らない人に気を付けて」というけれど、ネットで知り合った人はもう子どもにとっては「知っている人」ですから、簡単に騙されるんです。」

窓の外には色々な人がいますので、やはり大人の目でしっかり見守ってあげることが必要だと思います。

清文枝(テレビ朝日アスク・こども支援士)