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#キッズ&ヤング

給食では残していいのに

わたしは、すききらいがたくさんあります。さかな(ひもの)、トマト、にんじん、なす、キャベツ、ネギ、ゴボウ、なっとう。まだまだあります。おかあさんは、体にいいからたべなさいとおこります。でも、給食では,きらいなものは残していいことになっているのにどうしたらいいですか。(小3:まどか)


嫌いなものでも少しづつ食べてると、いつか何でもおいしく食べられるようになるのよ。お母さんは、それで「残しちゃダメ」といわれるのでしょう。嫌いなものも好きになっていく練習(れんしゅう)かな。でも先生は、30人の子どもたちみんなに「残しちゃダメ」と言うと、給食の時間がストレスになっちゃう子もいるから、残してもいいといわれるのでしょう。でも心の中では「嫌いなものも少しでも食べてくれたらいいのに」と思っていることでしょう。

まどかちゃんがきらいな物の中には体を元気にする物がたくさん入っているの。それを栄養(えいよう)というのだけれど。残さず食べると、もっともっと元気になるから、お母さんは、まどかちゃんのことを思って残さずに食べられるように、おいしく作っているの。

きらいなものがたくさんあるみたいだけど、一度にぜんぶ食べられなくても、どれも栄養があるから、食べられそうなものから、少しずつでも食べられるようになったらいいの。魚も野菜(やさい)も体のために大切なものなのだから。

それにね、おなかがすいているのに、食べ物がなくて困(こ)まっている人も世界中にはたくさんいるの。まどかちゃんがきらいで残したものが、すてられてしまうのは、もったいないね。

お母さんも学校の先生も、残さずに食べて、まどかちゃんが元気な体に育ってほしいと思っているのは同じなの。きらいなものをたくさん食べるのは大変だから、少しずつがんばってみましょう。

食べ物には元気になる栄養(えいよう)があるから、残さずに食べると、もっともっと元気ないい子になるからね。

熊澤幸子(昭和女子大学;名)