#キッズ&ヤング
料理がしたいのにお母さんがさせてくれません
お母さんはりょうりがとくいで、いつもおいしいものをつくってくれます。わたしもお母さんといっしょに、やさいをきったりおなべでにたり、りょうりがしたいのに、お母さんは「まだ、はやいから」と言ってさせてくれません。わたしにもすこしはできると思うんだけど。 (小1:まさみ)
おいしいりょうりをかぞくみんなに食べてもらって、しあわせになってほしいと一生けんめい作っているお母さん。すてきだね。まさみちゃんは、お母さんの作ってくれるりょうりの中で一番「すき」なものはなにかな。
まさみちゃんは、すてきなお母さんのお手つだいをしたいと思っているんだね。
そして、じぶんもみんなをしあわせにしたいと思っているんだね。
でもお母さんは、まさみちゃんの手がまだ小さいから、心ぱいなんだと思うの。だから、「ほうちょう」をつかわなくてもできるお手つだいをして、お母さんの力になってあげたらどうかな。たとえば、タマネギのかわむきやさやインゲンのすじとり、ひきにくをこねたり丸めたり。やさいを洗ったりもできるね。
そして、お手つだいがじょうずになってきたら、子ども用の、先がすこし丸くなっているれんしゅう用の「ほうちょう」をうってるから、お母さんに話してみたらどうかな。「それなら、やってみようか」といってくれると思うけど。ただし、おとなの人が見ているところで使うやくそくをしてね。がんばれ、まさみちゃん!
佐々木教子(東京都北区立浮間小学校教諭・こども支援士)