夢がかなうといいなと思います

私は、特別支援学級に通う６年生です。

この間、キッザニア東京に行って、ピザ作りをしました。とても楽しかったです。大人になったら、ピザ屋さんの店員になってピザ作りのお手伝いをしたいです。

夢がかなうといいなあと思います。（特別支援学級６年：（ゆき）

ゆきさんは、キッザニア東京職業体験コーナーのピザ屋さんに入ってみたのね。そして、ピザ作り体験をしたら、とても楽しかったんだね。よかったなあ。

この間の休み時間、教室をのぞいた時、「魚の絵合わせカード（神経衰弱）」を次々にめくり当てて最後の一枚まであきらめずに楽しそうにしているゆきさんを見かけました。

ある日、ゆきさんのおかあさんに「魚の絵合わせカード」のことを伺ったら、魚屋さんを営んでいたおばあ様から、魚の名前をたくさん教えてもらい、ゆきさん用の魚の絵合わせカードを手作りなさったこと、その絵が気にいったゆきさんと毎日遊ぶ楽しい時間をもったことを聞きました。ゆきさんは、魚の名前をいくつも知っているのね。

キッザニア東京のピザ作り体験では、ピザ生地に具をのせる時に、花火のように具を散らすことを教えてもらったのね。家で何枚も作って何日ものお昼ごはんになったことも聞きました。初めは、具が重なって、「ああ〜」と思ったかもしれないね。でも、今では、花火のように散らせることを覚えたことも聞いています。ゆきさん、すごいね。

ピザ屋さんには、ミックスピザやシーフードピザなど何種類もあるけれど、ゆきさんなら、ピザの種類によって具をより分けることを覚えて、花火のように散らすお手伝いがたくさんできるようになると思います。

だって、ゆきさんは、１つのことを最後まで一生懸命にやろうとする気持ちをもっています。ゆっくりだけれど、ていねいに仕事をしようとする頑張り屋さんだからです。

困ったときには、近くの大人に助けを求めてもいいと思う。夢に向かって作るゆきさんのピザを私も食べてみたいです。

佐々木　教子（浮間小学校講師・こども支援士）